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【06/14】ゲノム編集技術セミナーを開催しました。

2016.06.14

ゲノム編集技術において最も注目を集めているCRISPR-Cas9システムについて、ThermoFisher SCIENTIFIC・Life Technologies Japanよりプロダクトスペシャリストの北村様を講師にお招きして公開セミナーを開催しました。

 

セミナー概要

ゲノム編集技術は、細胞ゲノム内の基本的にどの位置においても遺伝子のノックアウト、または外来遺伝子をノックインでき る技術です。 この遺伝子の改変は1塩基レベルから染色体レベルで行うことが可能です。今後iPS等の再生医療技術と組み 合わせることで、従来は不可能であった遺伝子レベルでの治療が可能になると考えられています。CRISPR/Cas9システムは 編集効率が高く低コストであることからゲノム編集の代表的ツールとなっています。本セミナーでは最新のCRISPRツールであ るCas9 nucleaseの精製たんぱく質を使用して効率、特異性を飛躍的に高めた手法をご紹介します。

従来のCRISPRで用いられてきたベクターで導入する手法では、ゲノムの切断効率が低く、またベクターの配列がゲノムに 挿入される可能性がある点が問題でした。最近になり、ベクターの代わりに精製Cas9 nucleaseたんぱく質とgRNAの複合体 を直接トランスフェクションする手法により、切断活性の劇的な向上が可能であることが明らかとなりました。またこの新しい手 法では、ベクター配列のゲノムへの挿入の心配がないことから、今後のゲノム編集の中心的手法になると考えられています。 さらに本セミナーでは精製Cas9 nucleaseたんぱく質の細胞への導入のために新たに開発されたトランスフェクション試薬 「Lipofectamine CRISPRMAX」によるゲノム編集効率のデータや、ベクターによる従来の手法との比較をご紹介します。また ターゲット配列のデザインやノックインベクターの設計方法等、ゲノム編集実験において研究者の方々からのご要望の多い内 容もお話し致します。

CRISPR Cas9 1 CRISPR Cas9 2 CRISPR Cas9 3

 

関連リンク

ThermoFisher Scientificのゲノム編集技術に関するウェブページ