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【10/12】特別講演会を開催しました。

2017.10.18

10月12日(木)に大阪大学蛋白質研究所  後藤 祐児 教授を講師としてお招きし、特別講演会を開催しました。
後藤先生は、日本蛋白質科学会の会長をなされており、ご専門はタンパク質のフォールディング反応、立体構造と安定性の関係であり、アミロイド繊維のフォールディングについて数々の研究成果を挙げられています。
講演では、アルツハイマー病、パーキンソン病、プリオン病などの発症と関連する蛋白質のアミロイド形成、凝集に関する基礎から応用まで多様な研究成果をお話し頂きました。

 

特別講演会 開催概要

日  時:平成29年10月12日(木) 14時40分~16時10分

会  場:マルチメディアシステムセンター

講  師:大阪大学蛋白質研究所 教授 後藤 祐児(ごとう ゆうじ)氏

演  題:「蛋白質の凝集と過飽和生命科学の開拓」

概  要:蛋白質の特徴は凝集することである。1990年以降、凝集が生命機能に深く関わることが明らかとなり、凝集は蛋白質研究の重要な課題となっていった。講演者は2000年頃からアミロイド線維の研究をはじめた。研究を進める中で、その構造や物性のユニークさに圧倒された。アミロイド線維は、溶質である変性蛋白質の過飽和状態が解消して生じる、結晶性の析出であった。過飽和は氷や雪の形成、さまざまな物質の結晶化などの自然現象を説明する基本的で古典的な概念である。これらが生命現象にも深く関わることは不思議ではない。過飽和は、蛋白質凝集を越え、広く生命現象を支配する重要な因子であると考えられる。

 

関連リンク

大阪大学蛋白質研究所

日本蛋白質科学会