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博士学生が第63回リグニン討論会 優秀ポスター発表賞(藤田 雅也さん・政井研究室)

2018.11.07

 生物統合工学専攻・博士課程2年生の藤田 雅也さん(微生物代謝工学研究室在籍、小山高専・物質工学科出身)が、2018年11月1〜2日に東京農工大学にて開催された第63回リグニン討論会において優秀ポスター発表賞を受賞しました。

 リグニン討論会は1956年に発足した、植物細胞壁成分のリグニンに関する研究討論会で、毎年開催されています。

受賞研究題目

バクテリア細胞外膜におけるリグニン由来化合物取り込みメカニズムの解明

研究概要

 植物細胞壁成分のリグニンは、同じく細胞壁成分のセルロースに次いで地球上において最も豊富なバイオマス成分です。これら成分は、莫大な存在量・再生産量ゆえに循環型社会の構築に欠かせない資源です。多糖であるセルロースは主に「バイオ燃料」生産原料として利用開発が進められる一方、芳香族化合物であるリグニンは「プラスチック」の生産原料として着目されています。
藤田 雅也さんは、リグニン由来の低分子芳香族分解のモデル細菌であるSphingobium sp. SYK-6株のリグニン由来化合物の外膜における取り込みシステムを研究しており、新規の芳香族化合物の外膜輸送メカニズムを明らかにしました。リグニンを原料としてプラスチックを生産する上で、リグニンの低分子化処理によって得られる芳香族化合物を、細菌の代謝能を利用してプラスチックの骨格化合物に変換することが不可欠です。細菌による芳香族代謝は細胞内で行われるため、芳香族化合物を細胞内に取り込むシステムの解明は、プラスチック原料生産の効率化・改善にとても重要であると位置づけられます。

第63回リグニン討論会表彰状_藤田

第63回リグニン討論会表彰状_藤田2

 

関連リンク

第63回リグニン討論会
微生物代謝工学研究室(政井研究室)