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本学の「グローバル超実践ルートテクノロジープログラム」が「卓越大学院プログラム」に採択

2018.11.07

 本学の「グローバル超実践ルートテクノロジープログラム」が文部科学省平成30年度世界最高水準のエリートを育成する「卓越大学院プログラム」に採択されました。モノづくり系の分野では本学が唯一です。 (→文部科学省ウェブサイトへリンク

 文部科学省の「卓越大学院プログラム」は、「世界の学術研究を牽引する研究者」、「イノベーションをリードする企業人」、「新たな知の社会実装を主導する起業家」、「国内外のパブリックセクターで政策立案をリードする人材」等のそれぞれのセクターを牽引する卓越した博士人材を育成・交流及び新たな共同研究が持続的に展開される拠点を創出し、大学院全体の改革を推進することを目的とし、海外トップ大学や民間企業等の外部機関と組織的な連携を図り、世界最高水準の教育・研究力を結集した5年一貫の博士課程学位プログラムを構築するものです。

 全国の国公私立大学から54件(国立大学44件)の申請があり、うち15件(国立大学14件)が採択されました。

【本学プログラムの概要】

 本学は開学以来、約6カ月に渡る実務訓練制度などの先導的で特色ある実践的教育を進めてきました。更に平成27年度には、優れた博士人材を育成するための修士博士一貫教育課程である「技術科学イノベーション専攻」を設立し、アントレプレナーシップを持ったSDGs の解決に資するイノベーション人材の育成に取り組んできました。 本プログラムは本学が世界レベルの研究力を有する「材料科学」と「電力工学」をコアとしたすべての産業界の根幹をなす技術(ルートテクノロジー)を「情報工学」の素養に基づき革新する人材(ルートテクノロジー人材)を育成するものです。
 急激な産業構造の変化にも柔軟に対応するためには、原理原則に基づいた最先端の研究力を核としつつも、多様な背景を有するサポーターを味方にしながら、柔軟に問題解決できる人材が求められます。このような人材において必須の能力として、本プログラムでは以下の4つの「国際レベル」での各能力の涵養を行います。
① 博士人材として自らの拠り所となる独自の「学術領域開拓力」
② 付け焼刃でなく向上し続けることの出来る「先端IT 能力」
③ 多様な人材ネットワークを生かしながら未踏領域を開拓できる「先駆的人間力」
④ 産業界で求められる課題を企画提案(プロデュース)し、解決できる「社会実装実践力」

 これら能力を養成するための本プログラムの教育のキーワードは「グローバル超実践教育」です。これは、本学が強みを有する実践教育とグローバル教育を発展させることで、『自ら学ぶ「アクティブラーニング」を超え、チームをリードし、問題解決を実証する体験を通じて、失敗をしつつもそれを克服する過程を世界中の現場で積むこと』です。特に、挫折を克服した経験を持たせることが、極めて重要となります。
 このため、本プログラムでは単に長期に海外や企業に派遣するのではなく、一度派遣し、この反省点を生かして学び直し、更にもう一度派遣させる「反復実習」を行います。しかしながら、国内企業のチームの中で大学院学生にリーダーとしての学びの場を与えさせることは難しいため、本プログラムの「超実践教育」では、場の形成を低コストで短期間に実施するため、海外の実践的教育研究大学との「コンソーシアム」、行政と連携した「共同工場」、および大学全体に「企業研究所」を配置し、これらが融合した「オープンイノベーションキャンパス」などによる企業と協働した研究の場の提供など、学外からのリソースを積極的に獲得し、国際的なデジタル・インダストリー・プラットフォームを整備します。
それらの活用により、国内外の成長活力を取り込みながら自律的に発展できる大学経営の強化と、実践的教育研究の「場」、更にはここで生み出される「知」によって本学の国際優位性を更に高めます。

 本プログラムで生み出される人材、そしてプログラムの評価は、世界的な視点としての海外コンソーシアム大学および連携企業からの視点、学内教員からの視点の3つのフェーズによって行います。プログラム自体の世界的な視点での評価は本実践的工学教育プログラム自体の世界的な評価、検証を行うためのUNITWINプログラムより外部評価も受けます。また、学生の学術的な評価は本学教員・海外大学教員・企業客員教員の3者の共同指導体制に基づき、国際レベルでの評価と、産業界からも評価を行ってもらいます。

 このように、本プログラムは単なる新専攻の設立だけでなく、学内リソースの再配分や、外部組織との連携に基づく新しい場の構築など、大学全体の教育研究改革を牽引する取り組みです。そのため、学長の強いリーダーシップのもと、産学連携体制および国際連携体制の再整備を行うとともに、それぞれの取組に対して、学内外から最適な経験と技能を有する指導体制を構築して体制整備を行い、改革し続けるプログラムを構築します。

 
事業構想
事業構想

事業構想2
事業構想

【採択されたことについての東学長のコメント】

 文部科学省から、本学の「グローバル超実践ルートテクノロジープログラム」を平成30年度「卓越大学院プログラム」に採択するとの連絡をいただきました。
 本学の世界レベルの研究力を有する「材料科学」と「電力工学」をコアとしたすべての産業界の根幹をなす技術(ルートテクノロジー)を「情報工学」の素養に基づき革新する卓越人材を、海外大学・企業等と連携したグローバル超実践教育により育成する構想が評価され、本事業に採択されたことを大変うれしく思います。
 今後は本プログラムを通じて、将来の産業構造の中核となり、経済発展に寄与するような新産業の創出に資するグローバル人材育成に取り組んで参りますので、ご支援をよろしくお願いいたします。

平成30年10月3日
国立大学法人長岡技術科学大学
学長 東 信彦