学生の受賞・活動

高見沢 健留さん(修士2年・長野県立須坂高等学校出身)
第11回 北陸合同バイオシンポジウム優秀ポスター賞

 生物機能工学専攻・修士課程2年生の高見沢 健留さん(生物資源工学研究室在籍,修士2年・長野県立須坂高等学校出身)が,平成30年10月26日~27日に石川県加賀市にて開催された第11回 北陸合同バイオシンポジウムで優秀ポスター賞を受賞しました。

 北陸合同バイオシンポジウムは、北陸を中心としたバイオ研究者の「気張らない交流の場」として2008年から年1回のペースで開催されている合宿形式のシンポジウムです。主に若手研究者からの様々なトピックに皆で食いついていくことで、お互いに学び合い、インスピレーションを得て、新たな気持ちで研究の現場に戻っていくことを目的としています。

受賞研究題目

Rhodosporidium toruloidesのカロテノイド生産制御機構の解析

研究概要

 油脂酵母Rhodosporidium toruloidesは様々な糖を資化し植物油と同等の脂肪酸組成を持つ油脂を菌体内に蓄積する特徴を有している。さらに、蓄積される油脂に酸化防止剤や、着色料として知られるカロテノイドが含まれることから、新たな機能性油脂の供給源としての利用に期待が高まっている。
 これまでの研究において、R. toruloides のカロテノイド生合成はAcetyl-CoAからメバロン酸経路を介して行われるが、光の有無によってカロテノイド生産性及び、蓄積する脂質の脂肪酸組成が変化する事が明らかとなっている。これらの事から、本菌の持つ脂質及びカロテノイド生産機構は光応答と密接に関わっている事が予想されるが、その詳細は未解明である。本研究では、紫外線照射を用いた突然変異導入によって、暗所下においてもカロテノイドを多量に生産する株を作出し、親株との比較オーミクス解析によって本菌の持つ光応答に伴うカロテノイド生産に関する新規の分子生物学的知見の獲得を試みている。






■関連リンク
第11回 北陸合同バイオシンポジウム
生物資源工学研究室(小笠原研究室)