教職員の受賞・活動

笠井大輔 准教授 農芸化学奨励賞受賞

生物機能工学専攻 笠井大輔 准教授が、平成30年12月25日に農芸化学奨励賞– JSBBA Award for Young Scientists –を受賞しました。受賞の対象となった研究題目は「細菌の酸素添加酵素が関わる代謝系の解析と物質変換技術への応用」です。受賞式は 3月25日、東京農業大学にて行われました。

日本農芸化学会は、農芸化学分野の基礎及び応用研究の進歩を図り、それを通じて科学、技術、文化の発展に寄与することにより人類の福祉の向上に資することを目的として、1924年に設立された学術団体です。農芸化学奨励賞は、農芸化学の進歩に寄与するすぐれた研究をなし、なお将来の発展を期待しうる研究者に授与される賞です。

受賞の概要

酸素添加酵素は、植物資源や化石資源として自然界に存在する芳香族化合物の代謝や植物由来の高分子化合物の分解において重要な役割を担っています。本研究では、それら酵素の機能解明を通して、土壌細菌における物質代謝の一端を解明しました。さらに、それらの酵素機能を活用した環境浄化系や有価物生産系の確立を目指し、酵素活性の向上や酵素の効率的生産技術の開発に取り組みました。

関連リンク

日本農芸化学会HP 農芸化学奨励賞 掲載ページ
環境微生物工学研究室(笠井研究室)