教職員の受賞・活動

2020.06.03

笠井大輔 准教授 長瀬研究振興賞 受賞

 生物機能工学専攻 笠井大輔 准教授が、公益財団法人 長瀬科学技術振興財団の「長瀬研究振興賞」を受賞しました。受賞の対象となった研究題目は「有機廃棄物からのプラスチック生産を目指した微生物直接変換技術の開発」です。

 公益財団法人 長瀬科学技術振興財団は、わが国の有機化学及び生化学等の分野における研究開発に対し助成等を行うことにより、科学技術の振興を図り、もって社会経済の発展に寄与することを目的として設立された団体です。長瀬研究振興賞は、特に科学技術の振興と社会経済の発展に寄与すると期待される優れた研究者に授与される賞です。


受賞の概要

 当該研究者の研究開発により非可食性資源からの生分解性ポリマー生産技術を確立できれば、化石資源からの脱却や余剰な天然ゴム資源の高度利活用技術への展開に寄与できる。そして、主要な天然ゴム生産国である東南アジア諸国の収益安定化や産業基盤の底上げと、それによる安定的なゴム資源の供給が可能となり、我が国の主要産業である自動車・建設産業をはじめとしたゴム資源を必要とする広範な分野の持続的発展に貢献できる。


関連リンク

公益財団法人 長瀬科学技術振興財団ホームページ
環境微生物工学研究室(笠井研究室)