小笠原研TOPカビ-T. reesei 応用研究

T. reeseiの応用研究 〜より効率的なバイオマス糖化のために〜

 既にセルラーゼ高生産であるトリコデルマ・リーセイを、基礎研究の成果を生かしてさらに改良することで、さらに有用な菌にするべく日夜研究しております。

 当研究室ではトリコデルマ・リーセイの9段階変異株 PC-3?7株を改良の対象の一つとしています。この菌はセルラーゼ生産能が非常に高められており、これ以上セルラーゼの大幅な増産はできないと予測されています。個々のセルラーゼ同士は相乗効果(2つの酵素を混ぜあわせると2つの酵素の和よりも高い活性を示すこと)を示す事が判明しており、それぞれの酵素の比率を最適化すればもっと活性を高めることができると予測しています。

 そこで、遺伝子組み換えによって余分な酵素のノックアウトおよび高活性酵素の導入、そして基礎研究に基づいたプロモーター利用により酵素生産比率を最適化する事によってこれまで以上の高機能型トリコデルマ・リーセイ株の造成を試みております。

小笠原研TOPカビ-T. reesei 応用研究

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