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我々の研究室に興味を持って頂き、ありがとうございます。
研究室では、学内、学外からの学部生、大学院生(修士・博士)を募集しています。小中高生、高専生、大学生、社会人、海外の方、いろんな人に興味を持って読んで頂き、将来、研究室のメンバーとして会えることを楽しみにしています。質問、相談がありましたら以下までご連絡ください。
連絡先:小笠原 渉 owataru@vos.nagaokaut.ac.jp
以下のような経歴のラボメンバーが集まっています。
ここからは、どのようなスタンスで研究しているのかを書きたいと思います。研究室メンバーになるのかどうかの参考にしてみてください。
車のパワーは、電力で良いと思っています。「原油が産出しない日本で、カーボンを利用するためにどのような技術が必要なのか?」、そのために、セルロース系バイオマスから「糖」を作る研究をしているんだと思って、日夜研究をしています。太陽光、原子力・・・電力だけでは、カーボンを使った物質を作ることはできないことを、皆さんも考えて欲しいです。カビのパワーで、地球と喧嘩しない程度に、よく考えながらセルロース系バイオマスを使っていく。そんな時代が、すぐそこまで来ています。
この分野へのアメリカ、ヨーロッパの真剣さは、政府が投入する研究費からも容易に察することができます。我々は、日本のため、世界のため、人類の未来のために、日々、研究を続けています。
ラボでの実際の研究は、「遺伝子制御機構の解明」、「比較ゲノム解析」、「トランスクリプトーム解析」、「ChIP解析」・・・・とアカデミックな雰囲気な言葉がならぶようなことばかりしています。最先端の手法を駆使しているのですが、本当は誰にでもできるようなことをコツコツやっているだけなのです。はじめは、遺伝子操作なんか敷居が高いと思っているラボに入りたての4年生も、毎日の実験で研究としてのセンスと技を憶え、修士、博士修了時には、一人前の研究者になっています。学生のポテンシャルは無限なのだなと感じるときが良くあります。ポテンシャルのリミッターを自分で作ってしまわないように、自分が自発的に興味を持って研究ができることが、最大のパワーを生むのだと。
「寿司職人」、「宮大工」、「美容師」・・・・。ラボでの研究は、多くの職人と言われるような職業と似ていると思う。どの職業も給料を貰うには、楽しい事ばかりではない、辛く日々の努力が必要で、その中でも一流になるためには、それに立ち向かう勇気と山を越える何かが必要となる。研究室を卒業した学生が国際学会で、その腕を高く評価されることが最近よくあります。きっと、彼らは誰も見ていないラボの片隅で、日々の研究への気持ちと努力が彼を世界に通用する研究者に育てたのだと思う。
日々の研究生活に派手さはない。しかし、生物、科学という神聖な領域に真剣に挑む勇気があるならば、きっと素晴らしい科学者となり、プライドと勇気と「何か」を胸に秘め、充実した人生を生きていくことができると信じている。
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